むつかしい文章題が解けても簡単な計算でもったいないミスをする小学生を何人も指導してきましたが、アドバイスを素直に聞いて実践するこどもは計算ミスがしだいに減ってきます。「アドバイス」はわかるが、「めんどうくさい」という理由や、「自分のやりかた」に固視して「我流」を続ける場合は計算ミスは減りません。
計算ミスを減らすために指導生徒につねづね言っていることからいくつか抜粋します。
1)普段は、ノートの余白をとり、大きくよく読める字で計算練習をすること。ノートに小さな文字で余白もとらずにぎっしりと詰め込んで計算するこどもは多いですが、まずはこれを改めましょう。
2)途中式はしっかり書きましょう。途中式を書いていくなかで、2つ以上の手続きを1度にしないようにしましょう。計算ミスがおこりやすくなります。計算に自信がつくまでは、ていねいに途中式を書くのを嫌がらないことです。
3)普段から時間を意識して(でければストップウオッチを使います)、集中して計算練習をしましょう。家庭での練習タイムは、途中で違うことをしたり席を立ったりせずに、テスト本番だと思って真剣に取り組みましょう。