母親が専業主婦の場合、毎日の関心事がこどものことだけになりがちです。幼児期でしたら大切なことですが、小学校中~高学年にもなると、こどもが息苦しさを感じるようになってくることもあります。特に中学受験する場合、親が毎日の勉強にこまごまと口出しし、塾の成績に一喜一憂し過ぎると、子供の受ける重圧感、圧迫感ははかりしれなくなってきます。
「私にしっかりしてほしい」から小言をいう、叱るということは、子供にもわかっていますので、それに応えようとけなげにふるまう子供もいますが、高学年になると、こまごまとうるさいことを言いすぎる母親に反発するケースが増えてきます。これは当然のことですね。母親も子供の頃のことを思い出せば、どういう時に母親に反発したくなるのか?わかってくるものです。多くの場合、わが子は、自分が子供の頃よりも頑張っていることに気づかされるのではないでしょうか?
いつもそばにいると、ついついう小言を言いすぎる、こまごまと指示ばかり出してしまいがちのお母さんは、自ら熱中できることを持ったり、少し仕事を再開してみるといいでしょう。お母さんが、料理や語学など新たなことを勉強しはじめるのもいいです。
お母さんが自分の時間をしっかり持つと、子供への小言も減り、親子の関係が改善しますし、こどもの心が安定することで学習も前向きに進みます。