2016年 東大推薦入試スタート

 

2016年、東京大学は後期試験を取りやめて推薦入試を導入しました。推薦入試は、願書、面接、センター点数で決まり、各高校から1名のみ推薦することができました。推薦入試は約100人を募集していいましたが、合格したのは、全学部・学科合計で77人となり、募集の約8割にとどまりました。

 

この推薦入試では、応募者が、学部学科の進学先も決めて行われます。大学入学と同時に、自分が学びたい学部学科、方向性を定めている受験生にとってはわかりやすいシステムです。

 

ご存知のように、東京大学は教養課程1~2年においてさまざまな分野を幅広く学んだ上で、自分の進むべき学部学科を選び、本人の希望と成績により進学先が決まるシステムになっています。文Ⅰ、理Ⅲは進むべき学部、学科がほぼ決まっていますが、文Ⅰから理系転向して進学した知人もいました。

 

さて、面識のある推薦合格者がひとりいました。この方は一般入試を受けても絶対に現役合格まちがいなしでしたが、既に進むべき学部、学科を決めているため推薦入試に挑んだようです。このような合格者もいるでしょうが、一般入試でははじかれる可能性のある、ある科目だけ抜きんでた才能を持っている合格者も多数いたことでしょう。そうでないと推薦入試の意味がなくなります。


推薦入試の評価については、彼ら推薦入試合格者の活躍を待つことになるでしょう。皆さんの活躍が楽しみです。