(前回の続きです)
小学校でも、1年生で〇を見て数える方法、
2年生になれば、テープ図の読み取り方と書き方を学び、
学年があがると、線分図、樹形図などの書き方を習っていきます。
これこそ、算数の文章題を学習するためのツールで、
中学にいくまで使える方法です。
私は、絵を細部に書いて文章題に親しみをもたせるのは、
せいぜい幼少時~小1までに有効な方法だと思っています。
絵が好きなお子さんは、絵を描くことを楽しみすぎてしまいますし、
絵が苦手なお子さんには苦痛になることもあります。
小2にもなれば、文章題の内容を理解するために、
なるべく簡潔にメモや図示する方法を学んでいきましょう。
まずは、学校で習ったり、大人が方法を示して
メモや簡略図(線分図など)を書く方法を身に着け、
学年が上がるにしたがって、
自分なりのわかりやすい工夫を加えていくとよいでしょう。
私は、指導の際に、なるべく簡素にメモ&図示する方法を示します。
低学年のお子さんには、〇のなかに目を描いたり、
足をつけてあげたりして、楽しく取り組むこともありますが、
基本は、簡単な記号や⇒を多用して、
算数の文章題を自分のわかりやすいように整理する方法を示します。
いつまでも、絵を描くことに時間をかけて楽しんでいるのは本末転倒です。
学年にあった文章題指導や学習が必要だと思います。
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