【小3算数】 九九の分解、大きな数

算数に苦手意識がある小3生は、大きな数やわり算でつまづいているかもしれません。

1)大きな数

かさの単位変換でミスしないコツを書きましたように、大きな数についても、漢数字⇔算用数字の変換はていねいに演習しましょう。

漢数字は、億、万、千、百の右に線を引いてから考える。算用数字は数字を4つずつ線で区切る。視覚的に見やすくすることで間違えないようにしましょう。漢数字の場合は、間に「0」が隠れていることを忘れずに!変換したら、漢数字と算用数字を黙読して再確認しましょう。100%完璧にできるまでは、どんなに簡単な問題でも、手を抜かずに線を入れましょう。

素直に実践できる生徒さんは、すぐにコツを身につけて、得意な単元になります。

 

2)わり算の基礎

小2で九九は覚えたものの、わり算となると、九九の逆利用が遅くて、計算に時間がかかるお子さんも多いです。

かけ算の九九の結果から、〇×〇を即答する練習をしておきましょう。24といったら、すぐに3×8、4×6が2つ上げられること。単語カードにして、九九の答えから九九を即答する練習をするといいです。

このような練習を積み重ねておきますと、因数分解の基礎が身につき、高学年で分数の通分をするときに威力を発揮します。

慣れてきたら、その日の日付を分解したり、家族の年齢を九九にできるか?を考えたりするのも楽しいです。指導時にこのような問題を出しますと、喜ぶ生徒さんが多いです。