小1または小学校入学以前から、お子さんの中学受験を考え始めるご家庭も多いです。中学受験のために、小学校低学年の間に勉強しておかなくてはならないことは何でしょうか?算国の力が大事なことは言うまでもないことですが、算数でしたら、計算力?思考力?どちらを育んでおくことが大事でしょうか?
一昔前は、まずは小学校低学年のうちに、計算力をつけておくべきだという考え方が主流で、公文、そろばん、自宅での100マス計算などで計算力をつけておこう、余裕があったら先取りをして・・と考えるご家庭が多かったようです。
最近は、「算数の思考力」をつけておこうという流行があるようです。確かに、中学受験の算数の問題、特に難関校の入試問題は、理数系の大人をも唸らせるような思考力を要する問題が出題されます。このような問題に太刀打ちするには、小学校低学年のうちから、パズルなどに取り組み、思考力を養成しておいたほうが良いという考え方のようです。大手塾が小低学年用の算数講座に思考力問題を取り入れたカリキュラムを組んだり、パズル教室が流行ったりしているのはこのためです。
現在のお子さんやご家庭はいろいろな選択肢があってよいなとは思いますが、どのような学びの環境を与えるのが良いのか?悩んでしまうということもあるでしょう。
低学年のうちに、どのような学習をしておいたほうがよいか?こればかりは、「お子さんの個性・学力」によって違います。お子さんをよく知り、個性を認めた上で、低学年3カ年計画を立てましょう。もちろん、計画は柔軟に見直すことも大事ですし、ご両親の過度な期待から、お子さんが疲労困憊して勉強嫌いになるような計画は禁物です。
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