問題集に○×をつけましょう!

 家庭教師に伺った先で困ったことがあります。

 こどもが眠そうで勉強する気ない? いえ、違います。

いくら丁寧に教えても、成績が上がらない? そうではありません。

生徒が問題を解いていて、どこがわからないか?がわからないというよくあることです。

 

 ひどい時には、問題を解いたノートにすら、〇×をつけていないお子さんがいます。これはもっと困ることなのですが、ノートに〇×をつけて、赤ペンなどで復習をしているお子さんは結構いらっしゃいます。しかし、問題集の問題に〇×をつけて、できた・できないを管理していないお子さんはとても多いです。ノートだけでなく、問題集にまで○×をつけるのにはどんなメリットがあるのでしょうか。

 

 一つには、間違えた中で類似問題があれば、その基礎問題の解法に焦点を当てて指導することもできます。最終的にノートも☑しますが、お子さまが演習している間に効率よくノート☑ができます。

 また、1,2か月先にいって、やはり解けていない問題があった場合、問題集を見返して、前々章の「この基本」が×で定着していなかったから、この問題が解けてないのだろう・・というようなこともわかってきて、指導しやすくなります。問題集とノート、両方を揃えないと、自分が解けた問題と解けない問題を把握できないために、復習時に、どこに焦点を当てて復習していいかわからなくなります。また、指導側としましても、1週間学習して、何が解けて何が解けなかったのか?が、問題集をぱらっとめくっただけで一目瞭然にわかれば、すぐにレッスンにとりかかることができますし、その日のレッスンでやらなくてはいけないことの見通しが立ちます。

 

 何が困るかというと、一番困るのは、塾学習、自宅学習をした後、利用したテキスト・問題集などに〇×をつけていないことです。この演習管理ができていない生徒さんに困ることがよくあります。ご家庭にも、口をすっぱくして言っているのですが、小学生のお子さまは忘れてしまうことも多いです。○×つけを忘れていたら、お子さまに声がけしてくだされば助かります。