成蹊小学校の対策

カリキュラム

 成蹊では、「個性を持った自立的な人間の創造」を教育目標に、基礎教育の真髄である自学自習の習慣と個々の「心の力」を発揮する土台の確立を目指しています。
 小1~4は1学級28人と、少人数のクラス編成になっており、小1・小3終了時に組替があります。

 成蹊では、小1~6までの全学級にわたって、日記指導が行われるのが特徴です。教師と子どもとの心の交流や、書くことによって「現実から学び取っていく姿勢を育成すること」を目的としています。

 小3・4になると、新しく「理科」「社会」の授業が始まります。理科は実験器具を活用しての授業、社会科は周辺地域への社会科見学や調べ学習など、「本物」に触れる学びの姿勢を重視しています。

 小5・6では、「自ら考え行動する力をつけること」を目指します。小5から教科担任制が始まり、授業もより高度に、専門的になります。
 また、小6になると、成蹊独自の「こみち」の授業が始まります。図書館学習を通じて、「自学自習」の習慣を身につけたり、自ら計画を立て、学習をまとめる「卒業研究」を行ったりしています。

学習のポイント

 成蹊は、自学自習の習慣づけを大切にしており、「自学ノート」を活用しています。「自学ノート」では、自分で学習するテーマを見つけ、家庭学習を進めて、先生に見てもらいます。
この「自学ノート」を活用し、中学年までには、自主的な家庭学習の習慣を養っておきましょう。

 また、日記の宿題では「先生との交流を深める」というだけでなく、付随して、ひらがなやカタカナの勉強もします。 日記指導は小1から始まり、宿題でひらがな・カタカナのプリントも出ます。ひらがな・カタカナの知識は早い段階で身につけておくことが大切です。

 算数では、『新小学問題集』『新しい算数』を使用し、板書をメインに進みます。
宿題は、『新小学生問題集』を主に使用します。平日は1~1.5ページ、土日は2、3ページが課せられます。

 国語の授業では、教科書に載っている文章の読解の他に、ディスカッションや発表、漢字を中心に学習します。
 自宅学習として、漢字の自学ノートが配布され、自分で漢字を調べ、練習するようになっています。宿題としては、文章の段落分けや漢字練習が出されます。

内部進学

 併設の成蹊中学校への内部進学の条件は、学校長の推薦です。推薦は、日常の学習状況や生活態度などに問題がなければ、取ることができます。
 他校を受験する児童は、例年5~6名程度で、成蹊小学校の卒業生の約3割が成蹊大学まで進学します。