こんにちは。家庭教師の青野智美 です。
親の日常的なこどもへの関わり方は、こどもの興味や感性に大きく影響を与えます。母親が虫嫌いですと、こどもが虫嫌いになることが多いです。親が虫好きになる必要はありませんが、こどもの世界を狭めたくなかったら、できるだけ子供の興味につきあってあげてほしいです。
小さなこどもは、小さな虫の世界に自然と興味を持つことが多いです。私も虫が好きではないですが、子供の興味を狭めたくなかったので、こどもの虫好きにつきあいました。飼ったり、観察したり、自由研究をしたりしているうちに、それほど虫が苦手ではなくなってきました。
以前、テキストの虫の写真を見るだけで気持ち悪いと伏せてしまう男の子がいました。かたや、虫が大好きで「通学途中にダンゴ虫を捕まえて遊んでいる。可愛いよ。」と楽しそうに話してくれる女の子がしました。
男の子が虫好きで、女の子が虫が苦手ということはなく、「好き」「嫌い」「気持ち悪い」「かわいい」という感覚は、育ちのなかで身につけていくものです。その女の子に聞いてみたところ、「お母さんはゲジゲジでなければ大丈夫。」と言っていましたので、娘さんの虫への興味を見守っていたのでしょう。おそらく、虫が苦手な男の子が少ないのは、お母さんが「男の子が虫嫌いになってのでは困るし・・」と、頑張って子供の楽しみにつきあっていたケースが多いからではないかと思います。
もちろん、「私も子供も虫嫌いでいいです。」という場合もあるでしょう。それでもよいと思いますが、子供の興味の間口を狭めたくなかったら、お母さんもなるべく「苦手でないふり」をしたいものです。
これは虫だけに限りません。お母さんが苦手な遊び・学びの分野がありますと、こどもも興味が薄れて積極的に学ぼうとしなくなることがあります。お母さんが「苦手」な分野については、お父さんや知人の大人に相手をしてもらうのもよいでしょう
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